前回の審査から 27 日目。
諸手取りに限ったことではないが、「取られる」のではなく「取らせる」ことを意識。
技に移りやすいように取らせることが大事。
何もせずに取られると、手首を覆うように掴まれることが多い。
こうなると自分の手が自由に動かしづらくなるため。技も効きにくくなる。
なので、取られる瞬間にほんの少し相手の方に自分の手を押し込む。
そうすると手首より少し上を相手は掴むことになるので、自分の手を操作しやすい(技も掛かりやすい)。
自分に有利な位置を「取らせる」。
そのための工夫が必要。
前方投げ。
腕の力ではなく、身体の力を使って投げる。
逆半身の諸手取りから、足を組み替えて相半身になる。
後ろ足を前に出し、前足を後ろに引くと同時に身体も後ろ側へ重心を移す。
このとき掴まれている方の腕はピンと伸びている状態。
手拭いのように、曲がらず、弛まず、自分の肩から相手の肩まで張っている状態をキープ。
気を抜いて緩まないように。
相手の身体が前に崩れたら、手首を返して投げる体勢へ。
相手の顔を見ない。
投げる方向を見る。
自分も一緒に持っていかれないように。
相手の体勢が充分崩れていれば、軽く手首を返すだけで勝手に投げられてくれる。
最後まで引っ張る必要はない。