ゆるくまじめに合気道

難しいことはよく分からない。でも合気道は楽しい! そんな非ストイック人間が、日々の稽古で気づいたことや考えていることについて書き連ねます。未経験者や初心者のお役に立てますように。

合気道の基本 意識・考え方

意識するだけで上達が早くなる! 合気道のすべての技に共通するポイント

投稿日:2018年10月7日 更新日:

こんにちは。
合気道三級のばーやんです。

どんな技を行うにしても共通するポイントがいくつかあります。

どれもいきなりできることではありません。
一つを意識しすぎると別のことを忘れたり
でも、常に心がけていれば少しずつ必ずできるようになってきます。

稽古の際は一つだけでも思い出してください。
きっと技の効き具合や掛かり具合が違ってくるはずですよ(^^)

力を抜く

合気道の技は必要最小限の力だけで行うことが求められます。

おそらく稽古初日から繰り返し言われ続けられることですね。
むしろこれが合気道最大の特徴でもありますし。

ただ単に脱力するのではなく、適切な力加減を身に付けるという意識が大切です。
自転車のハンドルを握る手のように

よく誤解されるんですが、合気道は「力がなくてもできる」のではありません。
力を入れたらダメ」なんです。

これについては書き始めると長くなるので、詳しいことはまたの機会に……。別記事に書きました。
→「合気道は「力が要らない」んじゃない。「力を入れてはいけない」んだ!

相手との距離を詰める

相手との距離が開いてしまうと、身体の力がうまく伝わらず手だけの技になってしまいます。
そうなると余計な力が必要になってしまいますし、遠心力で相手がさらに離れていってしまう原因にもなります。
そうならないためにも、相手とくっつくくらいまで距離を詰めることが大事です。

相手の身体を自分の回転軸に巻き込むようなイメージですね。
もしくは自分から相手に近付いていく(あるいはぶつかっていく)という方法もあります。

目線を進行方向へ向ける

進行方向とはつまり、次に動こうとしている方向です。
実際に動くより先に目線を進行方向へ向けましょう。

初めのうちはどうしても手元や相手の方を見がちなんですよね。
でも、相手のことはひとまず気にしないで、自分が動きたい方向だけを見ましょう
本当に不思議なんですが、その方が間違いなくスムーズに技が決まります。

その場で小さく回るときも、足の指先を進行方向へ向けるようにしましょう。

↓身体が動くより先に目線が進行方向を向いていることに注目してください。

大きくゆっくりと動く

ゆっくりできれば速くもできる。逆はできない
僕が道場でよく言われることです。

初めての技や慣れない技を稽古するときは特に、大げさなくらい大きくゆっくり動きましょう。

準備運動で体操をしますよね。
あれくらい大きく身体を伸ばすのがちょうどいいと思います。
逆に、体操の段階から大きく動くことを意識するようにしましょう。

このとき、動きを止めない(動き続ける)ことも意識してください。
技は流れが大事ですからね。

大きく、ゆっくり、のびやかに。

呼吸を止めない

呼吸を止めたら身体が硬くなってスムーズに動けなくなります。
力を抜いてリラックスするためにも、呼吸に意識を向けましょう。

逆に言えば、息を止めて呼吸の「溜め」を作らないと技が決まらないのなら、それは余計な力を使っている証拠です。
そんなときは技全体を見直してみてください。

慣れないうちは、技のどこで吸ってどこで吐くか、ということを決めておくのもいいですね。
僕はいつも技の最後の投げる瞬間や極めの部分で息を吐くようにしています。
あなたのしっくりくるやり方を見つけてくださいね。

押す力(=伸筋)を使う

引く力だと屈筋を使うことになって、単なる力比べになってしまいます。
それでは合気道とはいえません。
しっかり腕を張って、伸筋による押す力を使いましょう。

ただ腕をピンと伸ばすというよりは、「張る」というイメージです。
いわゆる「気を出す」という状態ですね。
これがしっかりできると、力を入れなくても相手をしっかり抑えることができます。

このとき、手を通して身体全体の力を伝えるように意識してください。

技は自分の身体の中心で行う

例えば片手を相手に取られていたとしたら、その片手が自分の身体の中心にある状態で技を行うということです。
言葉で説明するのが難しいのですが……。

右や左にずれていたり、増して身体の外にはみ出ているような状態で技を行ってもまったく効果はありません。
むしろ自分の体勢が崩れてこちらがやられてしまいます。

相手を動かす技のときも、相手の身体が自分の身体の中心に来るのをしっかり待ってください。
焦って早いタイミングで次の動作に移っても、充分な技とはいえません。

手を動かすだけでなく、身体の向きを変えることで手を中心にもってくることもできますよ。
いろいろ工夫してみてください。

身体の中心を意識するための稽古としては、素振りがおすすめです。

正しい姿勢を保つ

常に背筋を伸ばして正しい姿勢を保ちましょう。
よくある例えですが、頭の先を天井から吊られているような感じですね。

上半身だけで技を行うと前屈みになりがちです。
しっかり下半身も含めた身体全体を使うように気を付けてください。

大股開きにならない

あまりに大きく一歩を踏み出してしまうと、大股開きになってしまいます。
そうなると簡単にバランスを崩しやすくなるだけでなく、いわゆる「残心」も美しくありません。
前屈みになる原因にもなります。

まずは歩幅が大きくならないように注意すること。
そして、一歩踏み出した後の送り足も大事です。

常に安定した体勢で居ることを心がけてくださいね。

その他

このまま書いていると延々続いていきそうなので、ひとまず今回はこのあたりで……(^^;

「すり足で動く」とか、「常に前に歩く(後ろに引かない)」とか、「握らない。掴むだけ」とか、「身体を回転するときは母指球を軸にする」とか……。
まだまだあります。
キリがないですね。はい。

第2弾があるかも。

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