前回の審査から 25 日目。
片手取りの入り身投げと四方投げについて。
まずは入り身投げ。
掴まれた手を外して逆の手で持ち替える動作の研究。
外し方は、そのまま引っ張るのではなく、捻りながら。
指先が相手の手と同じ向きになるように。
相手の親指と人差し指にある隙間を、自分の親指が通るようなイメージで。
その隙間に対して自分の手の平が面で向かっては通れない。
親指から通すことで狭い隙間を通れるような形にする。
逆の手による取り方の研究。
今までは手の平を上に向けて、親指と人差し指で挟んで引っ掛けるようにしていた。
が、これだと掴み損ねることも多く、何より脇が締まるような体勢になり動作が窮屈。
そこで、手の平を返さずにそのまま手刀のような形で相手の手を切り、持ち上げる過程で手の平を上に向け軽く掴む方法を試した。
まだまだ慣れないのでぎこちないが、恐らくこちらの方が動作としてはスムーズ。
また、このとき稽古のペアを組んでいた小柄な女性によると、
「私のように腕が短くて手が小さいと、しっかり掴まないと相手を崩したり導いたりできないけれど、あなたのように腕が長く手も大きければ、無理に掴む必要はない」
という趣旨のことを言われた。
これは目から鱗。
手刀で相手の手を切ったら、そのまま手を返すことなく手の甲に乗せたままでも充分相手は付いてくる、のこと。
何回か試したが、確かにこちらの方が滑らかな気がする。
但し、相手の手を掴むことなく導かなくてはならないので、難易度はかなり高い。
自分だけさっさと進んではいけないし、遅すぎてもいけない。
相手の動きや体重の乗り方を常に感じながら、手が離れないように導いて、最後はしっかり落として崩さないといけない。
はっきり言って、激ムズ。
目指すべき形の一つではあるが、今すぐは無理。
まずは手刀で切って、その後に掴む方法をさらに研究しようと思う。
稽古終わりに四方投げについても少しだけ。
最初の崩しは手の力ではなく、腰の捻りを使う。
窮屈にならないように、腕は自然に伸ばす。
相手の体勢をしっかり崩したところで、素早く回転。
仰け反らないように。
身体の中心を意識。
相手との距離も離れすぎないように。
腕や肩がくっつくくらい。