前回の審査から 31 日目。
前回り受け身の稽古方法。
腕を身体の中(足の間くらい)まで深く入れるやり方だと、元気なうちは小さく回れて良いが、疲れてくると腕が抜けて頭や肩を打ちやすい。
なので、腕をしっかり畳に付けて回るやり方も習得しておいた方が良い。
右半身からの前回り受け身の場合。
右足を一歩前に出し、その平行線上に左手の指先を置く。
その右足と左手を一辺とした三角形をイメージして、残る頂点の位置に右手を置く。
腕(かいな)を返した状態で、小指側が畳に付くように。
拳を作るやり方もあるが、なるべく握らずに手刀の形で。
この時点で右腕の肘を張っておく。
いわゆる「折れない腕」。
回っている最中もこの腕の形が変わらないように。
しっかりと張っておく。
腕の形が決まったら、頭を後ろに向ける。
お腹の方に動かすのではなく、振り向くように首を左に回転させて。
こうしておけば、ちゃんと回りさえすれば頭は打たない。
回るときは勢いを付けずに。
自然とゆっくり転がるように。
ゆっくりでも崩れない形を保つ。
自分の身体のどの部分が畳に付いているか確認しながら。
肩や腰を打たないように注意。
背中ならば筋肉があるので多少打っても大丈夫なので、背中の真ん中あたりをまずは意識する。
技の中で前回り受け身を取るとき、なるべく姿勢を低くする。
投げられたそのままの位置だと高すぎることが多い。
自分でしっかり高さを調整すること。