前回の審査から 42 日目。
腰、というか背中が痛くて今日は見取り稽古。
仕事で重いものを持ったからか……。
動画を撮りながら他の人の動きを見て気付いた点をいくつか列挙してみる。
まずは転換。
経験の浅い人はやはり腕が曲がっている。
窮屈。
引っ張ろうとしているのが見てわかる。
腕と身体が離れているので、腕だけで相手を引っ張っている感じ。
動きがスムーズな人は、相手との距離をしっかり詰めて、自分の腕が相手の腕の上に来るように転換できている。
腕もしっかり伸びているので、引っ張ることにはならない。
腕を伸ばそうとするあまり、身体から離れているように見える。
伸ばした腕は横ではなく、むしろ下へ動かす方がいいのではないか。
相手の力が向いている方向を意識する必要がある。
次に四方投げ。
相手を崩しきれないまま、回転しようとする人が多い。
しっかり相手を崩してからじゃないと技は決まらないし、反撃を受ける危険性もある。
腕をしっかり張って相手の腕も伸びきるようにして体勢を崩す。
その後も腕の張りを緩めることなく、体勢を崩したままで回転する。
掴んだ腕を上に上げるというより、目線の高さにキープしたまま身体ごと回転するイメージ。
腕が頭上にあると身体が仰け反る。
身体の回転より腕が遅れ気味になるので、相手の体勢の方が充分になってしまう。
掴んだ腕は真上ではなく、必ず前方で。
そして前回り受け身。
前回の稽古の後に、肩を打つ原因について考えていた。
一つの仮定として浮かんだのは「肩の角度が付きすぎているのでは?」ということ。
だとすると、腕を中に入れ過ぎないように、脇を開けて上腕三頭筋を張るようなイメージなのでは?
それを今日試そうと思っていたが、残念ながら腰の痛みで出来なかったので、他の人の動きを見ながら検証してみた。
結果、やはりきれいに回っている人の脇は結構開いていて、上腕をかなり意識しているように見えた。
逆に、グシャッと潰れるように回ってしまう人は、腕が小さく縮こまっていて、脇を閉じて身体と肘がくっついているような感じだった。
もちろんそれだけではないだろうけど、ここは一つ大きなポイントではないかと。
脇を開ける。
上腕三頭筋を張る。
これを意識して次回はやってみよう。
「折れない腕」のイメージがあまり掴めていなかったが、ひょっとしたらこれを機に少しは感覚が分かるかも知れない。