前回の審査から 4 日目。
後ろ取り三教。
交差取りから相手が後ろを回ってくる形。
回るときの遠心力に負けないように、重心を低く。
腰骨の辺りに掴まれた手を置いて固定。
相手の身体が後ろへ回ったタイミングで、自分の中心に持ってくる。
手の甲を上にして、額のあたりまで上げてくる。
このときに、反対の手で相手の手を三教の形で掴む。
相手が反対側の側面まで来たら、そっと近付きながら三教に極める。
自分と相手の身体が離れないように。
三教に掴んだ手は下げずに、自分の胸に軽く当てながら極める。
相手の肘が直角になるように。
離れていたり真横に並んでいないと、直角にはなりにくい(=極まりにくい)。
三教で極めるときは、しっかり相手の親指をロックすること。
片手だけでも確実に極まるように。
最初の掴むときに、慌てずに正確な位置で掴むのが重要。
逆に、しっかり掴むことさえできれば、あとはゆっくりでも極められるので大丈夫。
極めた後のパターンはいくつかある。
今日は投げ飛ばすパターンと、前に倒すパターン。
まずは投げ飛ばすパターン。
しっかり三教に極めたまま、外側の足を大きく踏み出して腕を引っ張り前方へ投げ飛ばす。
直角に極めたままだと投げにくいので、相手の腕がやや水平方向に伸びるように引いてから投げる。
まずは自分の下半身が前に出て、上半身は残す(三教を極めながら)。
それに付いていくように腰→上半身と順番に前に出していくイメージ。
腕が最後まで残って、上半身に引っ張られる形で腕も前に出る。
で、そのまま投げ飛ばす。
いきなりグイッと引っ張るのではなく、ジワーッと腕を伸ばして充分に張った状態を作ってから引っ張るように。
そうしないと掴んだ手が抜けてしまうことも。
また、下半身をしっかり作っておかないと、相手が逆に引っ張り返したときに負けてしまう恐れがある。
それに負けないように三教をしっかり極めつつ、重心を落としておくこと。
前に倒すパターン。
しっかり三教を極めたら、相手の重心は浮いて後ろへ下がろうとする。
そのときに自分が相手の前に出て、極めた腕を外側へ開きながら下に落とす。
相手の身体が前屈みのような形になるはずなので、肘を軽く押さえながらそのまま後ろへ下がる(相手にとっては前方)。
肘は軽く押さえるだけ。
三教が極まっていればそれだけで充分に身体は落ちるので、無理に肘を力で押さえようとしないこと。
最後まで三教を緩めないように。
相手の身体が完全に倒れてうつ伏せの状態になるまで、気を緩めない。
場合によっては、そのまま座技と同じ要領で極める。