前回の審査から 30 日目。
交差取り一教の最初の崩し。
崩しすぎても相手の体重が自分の腕に乗ってしまって重くなるので、必要以上に引かない方がいい。
相手の腕が伸びてほんの少し前のめりになるくらい。
自分の腕が押し込まれて肘が曲がってしまった場合、屈筋による力勝負になってしまう。
そこで、掴まれている側の足を一歩引いて距離を取り、自分の腕を伸ばす(「折れない腕」の状態)。
その状態で手首を返せば相手は崩れる。
せっかく引いて距離を取ったのに、手首を返すとき腕を曲げないように注意。
前へ出るときに腕を大きく回す場合も、腕が曲がらないように気を付ける。
どんな場面でも腕を伸ばして伸筋を使うことを常に意識。
自分の中心で腕を上げること。
身体の外側で上げようとしても上がらない。
身体の向きを変えたり踏み込む足の歩幅を調整したり、工夫どころはいくつもある。
しっかりと手刀を作って相手の手首辺りを切り落とす。
最初に掴ませるとき、手の平側ではなくて手の甲側を取らせるとスムーズに技に入りやすい。
ただ前に出るだけではなくて、自分の方へ引き込むこと。
相手との距離を詰めて相手を完全に押さえ込む。
それから前に出ても充分間に合う。
急ぐ必要はない。
このときももちろん腕は伸ばした状態で。