前回の審査から 45 日目。
諸手取りの隅落とし。
片手取りと同じように、前に出ている方の足を一歩踏み出しながら、掴まれている手を相手が崩れる充分な高さまで落とす。
目安は膝くらい。
真後ろに倒そうとするのではなく、やや横方向へ。
相手の脇が空くように。
倒れやすいボイントがあるので、それは試行錯誤して自分で掴むしかない。
低い体勢を取ろうとして、足が開き過ぎないように注意。
送り足をしっかり意識して、肩幅程度の足幅を常にキープする。
体重がどちらかに寄ることがないように。
中心を保つ。
諸手取りの小手返し。
転換してから小さく回り、相手が自分の前に来た瞬間、掴まれた腕だけを小さく落とす。
このとき、自分の中心線上で動かすことを意識。
相手を無理に回そうとして、横へ引っ張ったりしない。
しっかり転換して崩していれば、相手は勝手に回ってくれる。
相手がつんのめってるうちに、空いていた方の手で小手に極める。
掴まれていた方の手で当て身を入れ、そのまま手刀で相手の肘あたりを切り落とす。
全ての諸手取りに共通すること。
相手が掴む力を受け入れる。
抵抗したり反発したり、我慢しようとしたりしない。
受け入れる。
言いたいことは分かるけど、どうしたらいいのかさっぱり分からない。
ただ、実際に自分が掴んでみると、確かに違う。
「受け入れる」ときの方が、受けとしても抵抗を感じない。
自然と技に持っていかれる。
何なんだろう……。