ゆるくまじめに合気道

難しいことはよく分からない。でも合気道は楽しい! そんな非ストイック人間が、日々の稽古で気づいたことや考えていることについて書き連ねます。未経験者や初心者のお役に立てますように。

意識・考え方 稽古について

道場に行けないくらい忙しい人が日常生活の中で稽古をする方法

投稿日:2018年10月11日 更新日:

こんにちは。
合気道三級のばーやんです。

仕事や家のことをしながら稽古に通うのであれば、週に 1 回〜 2 回くらいしか行けないという人も多いと思います。
あなたはどうですか?
僕は今のところ週 2 回というペースで通っていますが、他の用事があったりすると 2 〜 3 週間くらいまったく道場へ行けないことも。

ただ、稽古は道場でしかできないわけではありません
日常生活の中でも、いろいろと工夫すれば充分に稽古はできます。
もちろん技自体の稽古は難しいですけどね。
ちょっとした積み重ねが確実にあなたを成長させてくれるはずです。

明日から、いえ、今日この瞬間からやってみましょう!

ストレッチ

合気道も他の武道やスポーツの例に漏れず、身体の柔軟性が重要です。
特に股関節と肩関節の可動域はできるだけ広い方が良いと思いますね。
その方が技が大きくなりますし、ケガの防止にも効果的です。

あとは、合気道独自のものとしては手首のストレッチがあります。
合気道は手首を極める技が多いですからね……。
しっかり日常から柔らかくしておきましょう。

また、ストレッチの際に掴み方やひねり方をいろいろ試してみることで、技自体の稽古にもなます。
どこを掴んで、どこに力を入れて、どうやって動かせば技が効くのか……。
僕はこれで三教の掴み方と動かし方に気付くことができました。
あなたも自分の身体で試してみてください。

イメージトレーニング

実際に身体を動かさなくても、頭の中で考えているだけで様々な発見があります。
身体もその考えていることに連動するんでしょうね。
前回の稽古でできなかったことが、ほとんどイメトレしかしていなかったのに、次の稽古でできていたりします。
(そんなにうまくいくことは本当にレアケースですが……)

イメトレを効果的にするためにも、稽古が終わったら復習をなるべく早めにしておいてください。
記憶が新しいうちに定着させておいた方が、あとで思い出すときもより具体的にイメージしやすくなります。
メモを取っておくのも良いですね。
思い出すきっかけはいくつも作っておきましょう。

教則本を読んだり、動画を見たりするのもイメージを膨らませるのに効果的ですね。
実際に体験した稽古の内容と比較しながら、自分の身体の中に落とし込んでみてください。

受け身の稽古

一人でもできる稽古の代表格が受け身です。
上級者の技をちゃんと受けられるようになるためにも、受け身はしっかり稽古しておきましょう。

とはいえ、最近はマンション住まいの方がほとんどですし、畳がある部屋の方が珍しいくらい。
ゴロゴロと転がる必要がある受け身は、稽古場所を確保することが最大の問題になります。

僕の場合はヨガマットを厚めに敷いて受け身をしていました。
1 枚だけだと薄いので、何枚か重ねたりしながら。
ただ、ヨガマットって大概が細いんですよね……。
ちょっとでもコースを外れると、フローリングで「ゴリゴリ」と骨の音が(*_*)
そんなに広い部屋でもないので、家具やら壁やらにぶつかったりもしますし。
なので最近はあまりやらなくなりました。

布団がある場合は、その上でやるのも良いですね。
ベッドでも良いんですが、高さがある分落ちたときのことを考えるとあまりおすすめできません
それでもやる場合は、ゆっくり慎重にお願いします。

その他で聞いたことがあるのは、公園の芝生で受け身を稽古している人が居ました。
近くに大きな公園があって、ピクニックでもできそうなくらい広い芝生があるのだとか。
確かに柔らかい土の上であれば、ケガの心配もあまりないですからね。
ただ、多少なりともデコボコや傾斜があることと、ゴミやフンが落ちていることには注意が必要だそうです(笑)。

そういえば、砂浜で受け身をしている人の映像をテレビで見ました。
それは……、どうなんでしょうね……?

転換、体捌き、足捌き

いつでもどこでもできるのが体捌きや足捌きの稽古です。
特に転換は重要
その場で回るだけですから場所も取りませんし、外でやったとしてもそれほど目立ちません。
信号待ちや駅のホームだと、さすがに恥ずかしいかも知れませんが(笑)。

街中やオフィスを歩いているときに方向転換するときがありますよね。
僕はそのときにあえて合気道の足捌きで動くということをやってます。
あとは、床に置いているものを拾ったり持ち上げたりするときに、どうやったら背筋を伸ばしたままで居られるか試してみたり。

稽古に使える場面はいろいろあります。
ぜひ探してみてください。

素振り

合気道は剣術が一つのベースになっていますからね。
その動きを稽古することが合気道にも繋がります。

また、身体の中心を感じるのにも最適な稽古です。
正しい姿勢で、短い時間でも集中して取り組むようにしてください。

木刀があればベストですが、なくても棒状のものがあれば代用できます
僕もいろいろ試してみたんですが、その中でもおすすめはサランラップの芯
硬くて長さもそこそこあって、簡単に入手できるという意味で今のところベストな代用品です。
他に良さそうなものがあればぜひ教えてください。

電車でバランスを鍛える

僕が通っている道場の館長が度々おっしゃっていることです。

電車に乗っているとき、吊り革や手すりなどを何も掴まずに立って、バランスを保ち続けるというもの。
重心を低くしながら膝を柔らかくしておき、どんな揺れにも対処していきます。

やってみると分かるんですが、身体的な稽古というだけでなく、精神的というか意識の側についても非常に鍛えられます。
次にどんな揺れがくるのか予測しようとしますし、周りがどんな状況か、万が一体勢が崩れたとしたらどこに足を出して立て直したらいいか、というようなことを常に考える必要がありますから。

もちろん立ってられないくらいの揺れがある電車ではやっちゃダメですけどね。
電車に乗る機会があったらぜひ試してみてください。

筋力トレーニング

最後はシンプルに筋トレです。
最低限の筋力は必要ですからね。
また、体幹などを鍛えることも、安定した姿勢を保つためには欠かせません

もちろん「○種類のトレーニングを○セット」みたいなことではありませんよ。

個人的には腕立て伏せくらいでいいと思います。
これだけでも腕だけでなく全身の筋肉をバランス良く鍛えられますから。

そこからの派生として、握力や手首をを鍛えるために「指立て伏せ」や「拳立て伏せ」も良いかも知れません。
手首立て伏せ」という荒業をこなす上級者も中には居ますが……。
いずれにしても、無理のない範囲でケガをしない程度にしておきましょうね。

あとは、「腰痛持ちなので腰回りの筋肉を鍛える」とか、それぞれで工夫してメニューに取り入れれば良いかと。
最終的には好みだと思います。
続けられないと意味がないですからね。

継続は力なり、です。
積み重ねていきましょう。

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